『知性の磨き方』 齋藤 孝

 

最近読んでいた本を紹介します。

この本を読んだきっかけは、本屋でたまたま本を眺めていた時に題名が目に入って、手にとるとテレビで見たことがあった齋藤孝さんが書いた本だと知って読みたくなりました。

 

いきなりですが『知性』と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?

 

私は、学力とか偏差値、世に言う「頭のいい人」を想像しました。

この本では「知性とは〇〇である」とは書いてありません。

しかし、知性がある人の考え方や学び方が書いてありました。

①〜④まで自分でまとめてみます。

 

 

①心の習慣をつける

問題に対して一般論を当てはめようとする人に本当の知性的な人はいないんだそうです。

そういう人を「止まってしまった人」といいます。

まずは 理解しようとすること が知性をつける第一歩です。

 

②第一級の知識人 夏目漱石

漱石の悩みの対象は、まず近代日本の運命と日本人の生き方でした。

日本現代の開化を支配しているのは西洋であるのであって、本当の文明国ではないことが悔しくてたまらなかったのだそうです。

そのために人から学ぶこと(習う)と自分自身で考える(思う)を繰り返しました。

他にも、将来日本を背負う人材を育成するために、様々な人の悩みに大小なく寄り添い、助言をしていました。その中に芥川龍之介久米正雄がいます。

こういう責任と使命を背負える人が本当の知識人なのだと感じました。

 

③1万円の価値相応な人物 福澤諭吉

武士だったにも関わらず、諭吉は明治維新によって廃刀令があった際に特にこだわりなく受け入れ、刀を捨てました。

そのドライさや、カラリとした精神に私は惹かれました。

旧時代の良さは良さとして理解しつつもこだわりすぎない。懐かしむ気持ちもあるが前を向く。まるで「執着」という言葉を知らないようです。

普通の人が過去の失敗に固執したり、故郷を懐かしんでるあいだに「情ではなく理」を原動力にどんどん次へと進んでました。

時に「情」は「理」を滅ぼします。

人も羨む「嫉妬」と自分を守ろうとする「保身」が自分の身を蝕み、自分の理性を壊すのです。

過剰な嫉妬や保身、対抗心にかられるのを事前に防ぐのも、理の力であり知性の力です。

そのために、自分の能力や自分にできることが何であるかを問う、ということが大事です。

ちょうど今、私がその壁にぶち当たってるので自分の時間を作ることから始めようかな…

5月には1万円札から消えてしまう諭吉だけど、日本紙幣の最高額に描かれるような偉大な人だと知りました。

 

④知性を得るために

①,②の人物の学び方や考え方を知り、今の自分と照らし合せたことでしょう。

自分の中の原則は持ち、それに従って生きつつ、現実を生きていく上では原則を修正しながら臨機応変に生きていく。そういう柔らかでタフな生き方が知性的だと思います。

 

 

何にせよ「あの人といるとなんだか楽しいし、いい気分がする」ということが肝心じゃないかな?

私は本を読むのが苦手だったし、国語や現代文の授業が嫌いだったけど、今回この本を読んで

自分の今の状況と重ねて考えることがちょっと楽しく思えました。

次の本はもう少し早く理解して読めるといいな。